会社を有給 + サボりで一週間休んだことによって、土曜日の夜から恐怖で震えている。
ここ最近、心から何かを楽しいと思ったことがない。
仕事がその原因の大半を占めていると思うが、それだけでもない気がする。
仕事を辞めることできるが、次に何をするかがでてこない。
やりたいことはあったのだけれども、暗い気持ちのときは何も考えつかず、寝ることしかできなくなる。
こういう時は走りにいくなりして体を動かすことで気分転換ができることは重々承知なんだけれども、体が動かない。
本当に楽しいものとは、短期的にすぐ楽しさがわかるものではない。
行動をして、時間をかけ、徐々にわかってくるものが本当に楽しいものである。
だけれども、気持ちが沈んでいると時間がかかるものに対して、行動を起こすことが億劫になる。
結果的に簡単に楽しめるものに走りがちになる。
これでは本当に駄目になってしまう。
好きな本に、サマセット・モームの「人間の絆」がある。
おすすめの本ではなく、印象に残った本である。
印象に残った理由だけれども、全く面白くなかったのである。
内容が難しく、自分の理解が及ばないという類のつまらなさではなく、話として面白くなかったのである。
読んだのは10年ぐらい前になるので、記憶が非常にあいまいなのであらすじは、ぐぐっていただければと思う。
この「人間の絆」は文庫本にすると全5巻、6巻ぐらいのボリュームでありさらっと読めるような本でもない。それでも、どうやって終わるのかが気になって最後まで読むことができた。
最終的に、主人公フィリップは、熱を上げていた女性とは別の女性と結ばれる。
これにえらく感動した。
男女がくっつく内容の話など腐る程あるのだが、こんだけ時間をかけた本で、最終的に主人公が幸せになる。それも、長い暗闇の先に、栄光に登り詰めるたぐいの幸せではなく、ほっこりとするような幸せだ。
それなのに、いやそれ故にとてもこころに響く。
人生に、瞬間的に天井に触れるような幸せというのは早々ない。
(残念なことに、その逆、地下の奥深くの深くというものはあるかもしれない)
結果的に幸せを感じるというのは、日々の日常の中なのである。
「人間の絆」は名著としてあげられる本なので、自分が理解できてないだけで、良い部分はたくさんある。と思う。
今現在、手元にないから、気軽に読む機会はないのだけれども、もう一度読みたい。
本題です。
短期的なものは一瞬の楽しみしか生みません。
つまり、AVはインタビューシーンを飛ばさずにきちんと見よう、ということです。